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「書くこと」の喜び

2009.06.24

昨夜はあるパーティーに出席させてもらった。「母(があ)やん」を処女出版した川奈凛子さんの出版記念の宴だ。

日本橋の高層ビルのパーティー会場には、紳士淑女(?)が多数集まっていた。川奈さんは、小生の大学の先輩でもある元特捜検事の妹さんだ。丸山さんというその特捜検事は、のちに弁護士となり、バブル紳士華やかなりし時に、弁護士として辣腕を振るった。

私が出版社勤務の頃から丸山弁護士と川奈さんには大変お世話になった。お二人は、私のことを独身だと思い込んでいたようで、若い時に、お二人に「お見合い」をさせられたこともある。私は結婚指輪というものが嫌いで、それをつけたことがないので、おっちょこちょいのお二人は小生を独り身と誤解して、お見合いの場を設定してくれたのだ。

そうとは知らずレストランに行ってみると、そこには妙齢の某大手新聞社の女性記者が来ていた。話がなんとなくおかしいので、これは見合いなのではないか、と思って、あとで「オレ、既婚で子供もいるんだけど……」とお二人に言って大笑いになった。ちなみに私にとっては、それが生涯たった1度のお見合い体験だった。

その丸山弁護士も何年か前に病気で亡くなった。東京女子医大に見舞いに行った時の寂しそうな丸山弁護士の表情が忘れられない。

川奈さんは赤坂で「川奈」という小料理屋をやるようになり、そこにもよくお邪魔した。川奈さんには二人の娘さんがいて、この美女二人が店を手伝っていたものだから、店は大いに繁盛していた。パーティー会場で久しぶりにお会いしたが、相変わらずの美しさだった。

川奈さんがその店をたたんでまで賭けた処女作である。是非、多くの人に読んで欲しいと思う。パーティーで私はスピーチをさせられたが、そこで「デビュー作の大切さ」を言わせてもらった。

私は、処女作の「裁判官が日本を滅ぼす」も、出版社独立後第1作目となった「なぜ君は絶望と闘えたのか-本村洋の3300日」も、幸いにマスコミが取り上げてくれたおかげで話題となり、うまく“離陸”することができた。離陸さえできれば、あとはなんとかなるものだ。

自分が書いた本ができ上がることぐらい嬉しいことはない。その喜びとやり甲斐は、経験したものにしか、わかってもらえないと思う。

川奈さんは今回、その素晴らしさを知ってしまった。この魅力に取り憑かれて、きっとひたすら「書きつづける」だろう。努力と精進で、素晴らしい作品を次々生み出していって欲しいと思う。

カテゴリ: 随感