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前途危ぶまれる鳩山政権

2009.09.22

鳩山政権の雲行きが次第に怪しくなってきている。世の中はシルバーウィーク中だが、毎日報道されている政治記事を読んで、「大丈夫か?」「心配していた通りだ」と憂慮する国民は少なくあるまい。

同床異夢の「3党連立政権」がうまくいくはずもなく、すでに瓦解への火種はいくつも燻ぶっている。それらが、おいおいマスコミを賑わすことになるだろう。

この連休中に最もおもしろかった政治記事は、産経新聞が報じた辻元清美議員(社民党)の「やだ、やだ、やだ事件」ではなかったか。

いつも何かと話題を提供してくれる辻元氏が、国土交通副大臣起用をめぐって9月18日午後、国会内の社民党控室で就任を駄々っ子のように拒み続けたという暴露記事だ。産経新聞によれば、そこで以下のようなやりとりがあったそうだ。
 
辻元氏「やだ、やだ、やだ、やだ!」
阿部知子政審会長「そんなのダメ。やりなさい!」
辻元氏「(福島瑞穂)党首が閣議で署名しちゃってるんですよ。もうどうしてくれるんですか、幹事長!」
 
前夜、前原誠司・国交相から電話で副大臣就任の要請を受けた辻元氏は、社民党の国対委員長であることを理由に断り、対応を重野安正幹事長に一任。これを受け、重野氏は福島党首と協議しようとしたが電話がつながらず、福島氏は18日午前の閣議で、辻元氏の名前が掲載された副大臣名簿に署名してしまったという。

辻元氏の抵抗で社民党幹部は18日夜の副大臣認証式までに閣議の決定を撤回させようと動いたが、官邸サイドに拒否され、万事休す。副大臣就任と相成った。

周知のように辻元氏は平成15年に秘書給与流用事件で詐欺容疑で逮捕され、有罪判決を受けている。副大臣とはいえ辻元氏が“入閣”したことで、野党の自民党は、格好の攻撃材料を得たことになる。

かつて辻元氏は、衆議院予算委員会で証人喚問された鈴木宗男氏に対して、「あなたは疑惑の総合商社や」「ど忘れ禁止法を適用したい」と厳しく追及したことがある。

しかし、直後に自身の秘書給与流用が明るみに出ると、涙の会見をおこない、議員辞職に追い込まれた。のちに復活当選すると、「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん。私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の“国壊議員”や」と発言している。

毀誉褒貶ぶりが常に世間の耳目を集めてきた曰くつきの議員が辻元氏。鳩山内閣は、外国人参政権問題をはじめ、すでに閣内不統一のタネが次々と明るみに出ている。果たして辻元氏のような脛に傷持つ議員を“入閣”させて野党の鋭い追及を逃れることができるのだろうか。

鳩山政権の前途が危ぶまれる。

カテゴリ: 政治