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球春はそこまで来ている

2010.01.30

連日の徹夜で昼か夜か、わからないような生活をつづけている。来週金曜日(2月5日)脱稿予定の単行本原稿の最後の追い込みである。

目標の600枚まであと少しだ。単行本が、「体力」「気力」「根気」の勝負であることがよくわかる。私にとって、文庫も含めると、ちょうど10冊目となる作品だけに思い入れも深い。なんとか、多くの人に読んで欲しいものだ。

さて、昨日は、第82回選抜高校野球大会の出場チーム32校が決まった。大会は3月21日から12日間、甲子園球場で開かれる。

21世紀枠に、和歌山の向陽高校が選ばれたのには驚いた。あの伝説の左腕・嶋清一を生んだ旧海草中学のことである。嶋は、5試合全完封、しかも準決、決勝の2試合を連続ノーヒットノーランで優勝し、“天魔鬼神”と謳われた怪物投手だ。

嶋投手は残念ながら戦死したが、もし生きていれば野球界にとてつもない記録を残していたに違いない。その学校が、久しぶりに登場するというのだから、和歌山は久しぶりに盛り上がるだろう。

しかし、好投手・田内君を要する高知の岡豊(おこう)高校が選抜から漏れたのは、なんとも残念だった。桑田・清原のPL学園を破って、伊野商業を全国制覇に導いた名将・山中直人監督が率いる学校だっただけに、選んで欲しかった。

夏春連覇を目指す中京大中京や、初出場ながら実力派の沖縄の嘉手納高校など、今大会の見どころは少なくない。

冬場の走りこみは、まだこれからだ。しっかり基礎体力をつけて、檜舞台でケレン味のない豪球豪打を是非見せて欲しい。球春はそこまで来ている。

カテゴリ: 野球, 随感

研ぎすました鋭敏な感覚

2010.01.26

徹夜続きで原稿執筆に追われている。そんな中、旧知の台湾・文化大学史学研究所教授の陳鵬仁氏が事務所を訪ねてきた。台湾から来日中とのことで、「久しぶりに会おうよ」ということで私の西新宿の事務所に来てくれたのだ。

いつもは、私が台北の陳氏の事務所を突然訪れるのに、今日は逆である。政治学者、歴史学者として台湾で名高い陳氏は、かつて閣僚級ポストである国民党党史委員会主任委員だったこともある。

私の研究や取材に、国民党の要人という地位を離れてこれまでもいろいろな協力をしてくれた。今年12月には満80歳になるというのに、陳氏はまだ70前と言ってもおかしくないほど若々しい。

歴史、政治について、昼食を挟んで3時間以上も話し合った。陳氏は日本の政治状況に殊に関心が深いようで、私にさまざまな質問をして帰っていった。

小沢問題や今後の政界の再編問題など、たしかに今の日本は「予想がつかない」ことばかりだ。現在執筆中の私の原稿に対しても、陳氏から鋭い意見を頂戴した。さっそく拙稿に生かすつもりだ。

鋭敏な感覚を研ぎすましている学者は本当に「歳をとらない」ものである。大いに刺激と発奮材料をもらい、原稿へのパワーをもらうことができた。

さて、あとはひたすら「書く」しかない。

カテゴリ: 政治, 随感

日本の「正義」が死んだ日

2010.01.24

小沢一郎氏と検察との戦いは、小沢氏に軍配が上がった。4億円の不動産購入資金は「個人の資産から出した」そうな。そういう言い逃れで来ることはわかっていたにもかかわらず、それを突き崩す材料も説得力も「特捜部にはなかった」のである。

あれほど大騒ぎして、現職の衆議院議員を含む3人を逮捕しておきながら、政権与党から大反撃を食らうと忽ち士気阻喪してしまった検察。「長い(強い)ものには巻かれろ」と、外交上も中国などに睨まれたら何もモノ言えないのが日本だから、“現代の風潮”をそのまま表わしているのかもしれない。

心の中を寒風が吹き抜ける思いがする。テレビで小沢擁護、検察批判を繰り広げるコメンテーターたちにお付き合いするつもりはないが、今回の“事件”の本質を当ブログでもう一度だけ指摘しておきたい。

何度も書いてきたように、これは脱税問題である。そこを立証できるか否かにポイントがあった。「小沢一郎」名義で4億円もの土地購入がなされたことに対して、その原資解明が特捜部には託されていたわけである。

では、なぜその解明が大切なのか。それは、その陰に胆沢ダム工事受注の見返りのカネがあり、政党解党の際の巨額の政党交付金があったのではないか、という疑惑が存在していたからだ。

特捜部の“見立て”がそこにあった。工事受注の見返りにカネが渡ったことも特捜部は提供側から言質をとっていた。さらには、政党交付金という名の国民の税金が小沢氏の政治団体に流れ込んでいたことも特捜部は掴んでいた。

胆沢ダムの工事で職務権限があるはずのない小沢氏を「収賄で追及できない」ことはとうにわかっていた。だからこそ、「脱税か否か」に焦点が絞られていたわけだ。

しかし、特捜部には、小沢を「落とす」力量はなかった。わずか3年前の記者会見で、小沢氏は自ら土地購入の原資を「政治献金でまかなった」と説明していた。しかし、今度は「貯金など自分の個人資産を貸し付けた」と180度言うことを変えたのだ。それでも今の特捜部は「落とせない」のである。

重大な部分で、言うことがこれほどコロコロ変わる政治家も珍しい。今の政界では、やはり鳩山首相と小沢氏が双璧だろう。しかし、特捜部はその言い逃れさえも突き崩せないのだ。

では、自由党を解党した際の政党交付金はどこにいったのか、それを小沢氏はどう使ったのか、政治団体への15億円もの簿外の入金は何だったのか。小沢氏に是非、問うてみたい。

言うまでもないが、政治団体に「法人格」はない。国民のために政治活動をおこなう非営利組織である政治団体は、そのために法人税など納税義務も免除されている。そこに集まったカネで、個人名義の不動産購入がなされることなど無論、許されない。

特捜部よ、あなた方は、本当に小沢氏の「(不動産購入は)個人資産でまかなった」という説明に納得したのですか?そして、それを崩す材料もないまま今回の捜査を展開していたのですか?

私は、90年代初めにあった東京佐川急便事件を思い出す。あの時、小沢氏の親分の金丸信は、東京地検からの事情聴取の出頭要請を拒否し、「政治資金規正法」違反を認める上申書を提出した。

東京地検はそれだけで引き下がり、金丸に事情聴取しないまま略式起訴で終わらせ、国民から凄まじい非難を浴びた。検察庁の看板に黄色のペンキがぶっかけられたのもこの時のことだ。

しかし、半年後に東京地検は、別件の「脱税」で金丸を逮捕して威信を取り戻した。だがこの時、金丸は議員を辞職し、竹下派会長も辞任していた。つまり、金丸は政界官界への影響力が低下した“ふつうのお爺さん”に近い存在となっていた。だからこそ、踏み切れた逮捕劇だった。

それを間近で見ていたのが、ほかならぬ小沢氏である。彼が幹事長職にここまで固執し、権力を手放さなかった理由はそこにある。

忠実なしもべである鳩山首相に何度も“指揮権発動”と思われる発言をさせ、検察に繰り返し圧力をかけつづけた小沢氏は、これで枕を高くして寝るために、「検事総長」の民間登用に本気で乗り出してくるだろう。つまり、彼らにとっての“検察浄化の人事”に着手するに違いない。

そして、これまた当ブログで何度も指摘している「取り調べの完全可視化」に乗り出してくる。かくして、日本は権力者が何をやっても許される社会となるのである。

日本の正義が死んだ日。東京地検特捜部の実力低下、威信喪失で、今回の出来事は、後世、そう言われるようになるだろう。

カテゴリ: 政治, 随感

締切まで残り2週間

2010.01.22

ここのところ徹夜の連続で締切間近の単行本原稿に追われている。そんな中で、今日は、この原稿でいろいろ相談に乗ってもらっているさる研究者に貴重な資料を新宿まで持って来てもらった。

そのまま飲み会になってしまったが、いろいろ参考意見を聞かせてもらって大変役に立った。歴史とは、視点が定まってしまっては「一面」しか見えないものだ。

多角的に、かつ柔軟な発想で見ていくと、これまで見えなかった歴史の一面も眼前に現れてくる。この若き研究者と話していて、改めてそれを感じた。

氏は、3月にスタンフォード大学に台湾関係の貴重な資料を見に行くという。私も本当はスタンフォード大学に行って調べなければならない案件をいくつも持っている。羨ましいかぎりだ。

さらなる協力を約束してもらって11時過ぎに新宿駅で別れた。最後に「原稿がんばってください」と、応援のひと言をもらった。締切まで残り2週間を切った。書くしかない。

カテゴリ: 歴史, 随感

やがてこの世から「疑獄が消える」

2010.01.20

今朝、ある弁護士から携帯に電話をもらって飛び起きた。名前を聞いたら誰でも知っている著名な弁護士である。

開口一番、彼は「日本は大丈夫なのか」と問いかけてきた。言うまでもなく小沢問題に対する政界やマスコミの動きについての感想である。

「千葉法相がまさか“指揮権”を発動するとは思えないが……。そういう圧力があった場合は、即座に辞任してそのことを世間に問うて欲しい」と、この老弁護士は言った。

彼が懸念するのは、政権与党である民主党のレベルだ。「彼らは、検事総長を民間から登用すると言っているが、これは本気。小沢というのは何でもやる男だから、実際にそこへ向かって突き進むだろう」と言う。

検事総長は、検察のナンバー・ツーである東京高検の検事長が就くのが慣例だ。しかし、今の高検検事長の定年は6月で、ここで現・樋渡利秋検事総長より先に退任させたら、樋渡検事総長のあとに「民主党は民間人を登用してくる腹積もり」と老弁護士は推測する。

「戦後、思想検事への反省から民間より検事総長に登用された人が3人いる。しかし、今回の民間人登用問題はまったく違う。これは、取り調べの完全可視化の問題とも絡んでいる」と、老弁護士は言う。

逮捕された石川議員も全く真実を話していない。「取り調べの可視化」が進めば、今後、疑獄事件が完全にこの世から「葬られる」。なぜなら疑獄とは「権力者がターゲット」だから、可視化した取り調べの中で「真実を供述させること」など到底不可能なのである。

なぜ民主党が「可視化」と「民間人の検事総長登用」に熱心なのか。今回の出来事がその意味を教えている。

「検察の監視」という表現を平気でしてしまう人たち。民主主義の本来の意味がまったくわかっていない上に、「言論・表現の自由」「国民の知る権利」まで否定する政権党の人たちに、背筋が寒くなるのは私だけだろうか。

カテゴリ: 事件, 政治, 随感

モノ言えば唇寒し「民主党」

2010.01.18

いよいよ通常国会が開幕したが、民主党は、対検察対策として、「捜査情報漏えい問題対策チーム」を設置したそうな。なんでも東京地検が報道機関に捜査情報をリークした疑いがあるとして、報道のあり方を検証するらしい。

「あ~あ、ここまで来たか」と呆れる人は少なくあるまい。自公政権でも、怒りにまかせて報道規制に乗り出そうとした御仁は沢山いたが、実際にここまで具体的な動きになったことはない。

憲法、憲法とやたら「護憲」を打ち出す人が多い現政権で、「言論・表現の自由」や「国民の知る権利」などの意味や歴史を知る人はほとんどいないと見える。いや、いたとしても“モノ言えば唇寒し”の民主党では言いたくても「何も言えない」のだろう。

小沢幹事長への党内の“忠誠合戦”は行き着くところまでいきそうだ。小沢批判がいっさい党内でできない様子を国民は今、目の当たりにしているわけだ。

この独裁者から早く権力を取り上げないと、さまざまな面で日本がどうなるのか暗澹たる思いがこみ上げてくる。そうかと言って自公連立政権再登場だけは勘弁して欲しいという人は多い。

さて、政界の救世主は誰か。いよいよ第三極の登場が待たれる。

カテゴリ: 政治

マスコミは大丈夫か

2010.01.17

咆哮か、断末魔か。小沢一郎氏の幹事長続投宣言と検察への宣戦布告で、民主党はいよいよ小沢氏と運命共同体の「道」を選んでしまった。

それにしても本日、民主党贔屓のマスコミが、盛んに小沢擁護論をブチ上げるのには驚いた。まるで小沢氏が冤罪ヒーローとでもいいたげな識者がなんと多いことか。

視聴者はこの際、いま小沢氏擁護論を叫ぶ人たちの「今後の発言」について、よく注意し、記憶していったらいいと思う。

今回の捜査を識者が言うように「国策捜査」と位置づけるのなら、鈴木宗男氏が8年前に「やまりん事件」で逮捕された時の方がよほど「国策捜査」だったと言える。

なにしろその「3年前」に検察が動いて「立件を断念したもの」を、3年後に改めて引っ張り出して鈴木氏に「勝負をかけた」のである。

あの時は国民の間に「ムネオ憎し」の空気が満ちていて、マスコミでは誰もこれを「国策捜査」と批判した人はいなかった。

だが、今回はどうだ。マスコミが必死で支援している民主党の幹事長をなんとしても生き延びさせるために、識者たちは「小沢擁護」に必死だ。しかも、今回の元秘書ら3人の逮捕劇の意味をほとんどの識者がわかっていないのではないか、とも思う。

当ブログでは、今回の事件のキーワードは「資産構築」「政治献金」「政党解党の折の党資金の行方」「脱税」というものであることを繰り返し書いてきた。

もっと詳しく言わせてもらえば、見逃すことが許されないほどの小沢氏個人の資産構築の「悪辣さ」である。

すでに報道され始めているが、今回の事件と同時期に、小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」に15億円もの入金が簿外でなされ、その原資が旧自由党の政党交付金ではなかったかという疑惑が浮上している。

言うまでもなく「政党交付金」とは国民の税金である。入金されたのはどこからのカネで、それがどんな意味を持つのか、私たちは冷静に考えなければならない。

たとえ検察の捜査の“入り”が政治資金規正法であろうと、狙いは別にあることを忘れてはならない。それを深く考えないまま小沢氏を冤罪ヒーローのごとく扱うマスコミや識者はいかがなものだろうか。

党大会での検察への宣戦布告が果たして小沢氏の「咆哮」なのか、それとも「断末魔」なのか。その結果はほかでもない、「東京地検特捜部」によって明らかにされるだろう。

カテゴリ: 事件, 政治

笑いモノは「検察」か「小沢」か

2010.01.16

本日、注目の小沢一郎氏が民主党大会で「幹事長続投」を表明した時、有権者はもちろん民主党の面々も仰天しただろう。

民主党では、誰もが心の中で、「地位に留まれば組織がはかり知れない打撃を受ける。ここは潔く民主党のために敢えて“身を引いてくれる”だろう」と、思っていたからだ。

しかし、挨拶に立ったご本人は、「党大会の日に合わせたかのように、逮捕が行われている。私はこのようなやり方を容認できない。私は毅然として自らの信念を通し、戦っていく決意でございます」と、検察との全面対決を宣言したのだ。

小沢氏は、組織を存亡の危機に陥れても“わが身だけはかわいい”のである。だが、本当に国民が驚愕したのはそれからではないか。その直前、小沢氏と首相公邸で会談した鳩山首相は、本人に向かって、「どうぞ検察と闘って下さい」と述べていたことが明らかになったのだ。

さらには、党大会で挨拶に立った首相は、「私は小沢さんを信じています」と言いきった。行政の長が、自分の配下の組織に対してプレッシャーをかけ、“指揮権発動”と取られても仕方ない発言までやってのけたのである。鳩山さん、あなたは国家の領袖としての意識がおありなのか、と聞きたくもなるだろう。

極めつけは、民主党内部で、「これは検察をトップとする官僚機構と、国民の代表である民主党政権との全面的な戦争だ」(民主党 森裕子参院議員)との発言まで飛び出したことだ。

政治資金規正法違反で次々と元秘書が逮捕されることを「官僚機構との全面戦争」と捉えるレベルは恐ろしい。小沢氏が政党を“解党”した際の23億円にものぼる政党交付金の行方や、マネーロンダリングのために預金の現金を担保に同額の融資(しかも4億円という高額)を組んだ不可解さ。それでも、これらの行為を民主党は「正当なもの」と強弁するのである。

そこまで民主党は、政党として最も必要な「平衡感覚」がないのだ。これから民主党は自らの首を絞めつづけ、自分の愚かさに気がついた時には、おそらく“取り返しのつかない事態”に陥っているに違いない。

昨日のブログでも指摘した通り、いま永田町で盛んに蠢動している政治家たちの水面下の合従連衡工作が果たしていつ浮上するか。永田町から、ますます目が離せなくなってきた。

カテゴリ: 政治, 随感

「政界再編」で待ち望まれるのは何か

2010.01.15

小沢一郎氏の元秘書で衆議院議員・石川知裕の逮捕は、政界に衝撃をもたらしている。なにより「政治資金規正法で国会議員が逮捕されたこと」に議員たちが仰天したのだ。

面子を重んじる東京地検特捜部は、国会議員を逮捕する時は、「収賄」「脱税」「詐欺」……など、それに見合う「罪」」と相場が決まっている。

しかし、今回、特捜部は逆に“面子をかけて”政治資金規正法での石川逮捕に踏み切った。週明け18日に始まる通常国会で小沢一郎氏に「不逮捕特権」を行使させないため、たとえ最初の手段が政治資金規正法であろうと、「勝負をかけてきた」のである。

本丸(小沢氏)攻略のためには「何でもやる」というわけだ。この土・日は、その意味でここ20年にわたって政界のキーマンとなりつづけた男の狼狽と断末魔を、国民がその目で見、耳で聞くことになるか、まさに「土壇場」なのである。

当ブログでは、小沢問題を延々書いてきているので、ここでは違う視点で触れてみたいと思う。それは「政界再編」という問題である。

小沢事件の衝撃は、民主党にとって想像以上の大きさがある。小沢氏が民主党のすべてを牛耳ってきた男であることは、国民が知っている。

その小沢氏に言いようにあしらわれ、かつ母親からの巨額の「資金譲渡」を申告もせず、“脱税”していたのが鳩山首相だ。

以前のブログでも書いたように、鳩山首相にとって今国会はまさに“火だるま国会”である。政治理念も哲学も欠如した政治家に、到底乗り切れるようなものではない。

ならば、政界は一体どうなるのだろうか。鳩山政権が瓦解した時、後継として菅直人が出てくるのか、それとも岡田克也が立つのか、それとも前原誠一が名乗りを上げるのか。

いや、そもそもそんな「顔のすげかえ」だけで、国民が納得するのだろうか。

その時、クローズアップされるのが「政界再編」という古くて新しい問題なのだ。鳩山首相がたとえ退陣しても、再び「自公政権」に戻って欲しいと願っている国民は少数だと思われる。政党支持率の推移を見るかぎり、そうだ。たしかに、一宗教団体の“教祖様”にコントロールされている宗教政党がくっついた政権を望む日本人が「どのくらいいるのか」甚だ疑問である。

つまり、国民は「自公連立政権」の再登場など、ほとんどが望んではいないのではないだろうか。ならば、民主党の中から、あるいは自民党やほかの政党から、どのようなドラスティックな動きが生じるかが焦点になる。

舛添要一や前原誠一、平沼赳夫、城内実らが、政党や派閥を越えてどんな動きを始めるか。動き方次第では一挙に政権奪取さえ可能になるほど「政界は流動化」するだろう。

小沢事件のインパクトは、それほど大きい。選挙も国会運営も、すべて小沢氏に一手に任せてきた“小沢依存体質”のツケが一挙に噴出するのである。今年は参院選の年。政治も経済も「なんでもあり」の激動と波乱の年なのだ。

国民は、冷静に「日本のために」なにが肝心か、じっくり考えたい。そして、国民がなにより望んでいるのが、信頼に足る健全な“第三極”の登場である。石川逮捕のニュースを見ながら、私はそんなことを考えていた。

カテゴリ: 事件, 政治

「日本の根幹」と検察捜査

2010.01.14

今日の朝刊は、小沢一郎民主党幹事長の家宅捜索のニュースで埋められた。押収資料の分析が今後どのように進むか、興味深い。

天皇と習近平・中国国家副主席との会見をゴリ押しし、羽毛田信吾宮内庁長官を罵った傲慢さが小沢氏から消えた。急に殊勝になったのは、ことの重大さを何より小沢氏本人が最も肌で感じているからにほかならない。

千葉景子法相もさすがに指揮権発動して捜査をストップさせるわけにはいかないだろう。特捜部には、水谷建設からの資金提供や政党解党の際の政党交付金がどう小沢氏の“個人のもの”となったのかを是非解明していただきたい。その時、ひたすら利権獲得にひた走ったこの政治家の真実の姿を国民は知ることになるだろう。

いま発売中の文藝春秋2月号に興味深い記事が出ている。「中国共産党“小沢抱き込み工作”」という内幕レポートである。筆者は、時事通信外信部の城山英巳記者。小沢氏が引き連れていった142人の民主党議員と胡錦濤・中国国家主席との「握手と記念撮影」というバカげたイベントのために、天皇と習近平との会見が土壇場で“バーター”されたという驚くべき事実が冷静な筆致で描写されている。

折しも、外国人参政権問題が今国会の大きな焦点として浮上している。日本国内に14万人もいる永住権取得済みの中国人たち。年に1万人以上の割合で永住権を取得する中国人は増え続けている。法案が成立すれば、今後、彼らの発言力は増大し、やがては無視できないほど強大なものになっていくことは自明だろう。

日本は「やがて中国の24番目の省になる」というのは、1990年代初めから囁かれていた。そこに登場してきたのが、「日本列島は日本人だけのものではない」という言葉を発する政治家・鳩山由紀夫氏である。

こういう持論の政治家を“国家の領袖”として仰ぐ私たち日本国民は、「日本列島は日本人だけのものではない」という鳩山氏の言葉の意味を知らなければならない。

脱税が明らかになった政治家が「首相」の地位に居座れるという不思議の国・ニッポン。その政権によって「日本の根幹」はどこまで突き崩されていくのだろうか。憂いは深まるばかりだ。

だからこそ東京地検特捜部の捜査には、より国民の期待がかかっている。

カテゴリ: 事件, 政治

時事通信スクープの行方

2010.01.11

各地で成人式も終わり、いよいよ新年気分も一掃されつつある。東京は気温が前日から4度も低下し、凍えるような寒さだ。明日から連休明けでサラリーマンもコートの襟を立てながら休暇による仕事の停滞をより一層、挽回しなければならない。

そんな中、政界に時事通信のスクープ記事が激震をもたらしている。時事は、暮れの31日に小沢一郎・民主党幹事長の元秘書が「(小沢氏の)自宅に現金4億円を運び込んだと証言している」、さらには「東京地検がその原資解明に動き出した」という特ダネを放ったばかりだ。

今度は、小沢氏が過去に党首などを務めた「新生党」と「自由党」が解党した際、両党に残っていた政治資金計約23億円を、同氏の二つの政治団体へ「移動させていたことが判明した」という内容である。

これまで当ブログでも指摘して来た通り、検察と小沢氏との戦いのキーワードは、「資産構築」であり、「政治献金」であり、「政党解党の折の党資金の行方」であり、「脱税」である。

政治改革を叫び、政党が「国民の税金」から「政党交付金」を受け取る現制度をつくりあげた最大の立役者は、小沢氏本人である。その小沢氏が仮に「法の抜け道を利用」して、それを自らの政治団体にブチ込み、それを原資に「高額の不動産を購入」していたとしたら、どうだろうか。

闇将軍として天皇さえ政治利用するまで権力を恣にする小沢氏。彼は、果たして検察との戦いの勝算をいかに弾き出しているのか。

小沢氏が「師」と仰ぐ田中角栄と金丸信を二人とも逮捕した実績を持つ東京地検特捜部。日本最強の捜査機関が、この最大権力者とどう対峙するのか、いよいよ面白くなってきた。

カテゴリ: 事件, 政治

さまざまな若者の姿

2010.01.08

昨夜は、事務所に早稲田大学野球部の4年生が5人も来て、大宴会となった。いずれも一流企業に内定を出した面々だ。それぞれの思いで4年間、早稲田の野球部を支えた努力家ばかりである。

3か月後には社会人になる彼らは、現時点ですでに社会人2、3年生、いやそれ以上の貫録がある。やはり、ひとつのことに打ち込み、やり遂げた若者は独特の雰囲気を持っている。

多くの企業が体育会の学生を競って採用したがるのも、なんとなくわかる気がする。締切に追われて連日四苦八苦している私も、こういう飲み会は新たなやる気が湧いてくるので、嬉しいものだ。

一夜明けて、今日は、小菅の東京拘置所にオウムの井上嘉浩に面会に行ってきた。井上被告は、最高裁で死刑判決(上告棄却)を受けてやがて1か月になる。間もなく面会制限に入るので、今日が最後の面会だった。

暮れに40歳となった井上被告は、最後の面会ということもあって、私にさまざまな話をした。なぜ自分は誤ったのか、どうして多くの被害者を出すようなことになってしまったのか……等々、自分の弱さについて彼は淡々と語った。

オウムで“修行の天才”とまで言われ、過酷な難行を次々とこなしていった井上被告。しかし、その行き着いた先は、あまりに無残なものだった。いつか、私も「人間・井上嘉浩」を書く時がくるだろう、と思う。

ヨガやチベット密教に興味を持ち、オウムと出会ってしまった井上被告もまた、“ひとつのことに打ち込んだ若者”だった。しかし、その打ち込んだ宗教が、多くの被害者を出してしまうカルトだったのである。

カルトが持つ狂気と、その怖さ。オウム事件の被害者の無念を思うと共に、狭い独居房でひたすら贖罪の日々を送る井上被告も、また痛ましく思う。

カテゴリ: 事件, 野球, 随感

真っ向から人生に挑む尊さ

2010.01.06

本日午後6時から、NHK BSハイビジョンでプロ野球界伝説の打撃コーチ・高畠導宏を描いたNHKドラマ「フルスイング」の第1回が再放送された。毎週水曜日の同じ時間帯に、同じチャンネルで2月10日(水)まで全6回で放映される。

原案となった拙著『甲子園への遺言』が発売になったのは、もう5年前である。「フルスイング」が土曜ドラマとして最初に放映されてからも2年が経つ。一昨年暮れにも再放送されているので、正確には今回の放映は「再々放送」ということになる。

これほどの時間が経ったのに、いまだにこの作品が愛されていることに感慨を覚える。改めてゆっくりドラマを観てみると、最初の放映の時、「14%」という土曜ドラマとしての最高視聴率を記録したのもわかるような気がする。

『甲子園への遺言』も文庫を合わせると、今では20万部近い部数になっている。人生において、正面突破を目指すことの大切さをこのドラマは教えてくれる。

モデルになった“高さん”こと高畠導宏さんの生きざまが、いまだに悩みを持つ多くの若者に勇気をもたらしているのだと思う。甘えや癒しの中に逃げ込むことを“よし”とする昨今の風潮と、高さんの生き方は対極にある。60歳で癌で逝った高さんは、そのことの大切さを教えてくれる。

真っ向から人生に挑む尊さ。そのことを改めて感じた1時間だった。

カテゴリ: テレビ, 随感

淡々と、それでいて逞しく……

2010.01.05

お正月休みも終わり、ビジネス街はそろそろ仕事モードに入りつつある。事務所が西新宿にあるせいか、ビジネスマンが気ぜわしく歩く姿に、いよいよ2010年が実質的にスタートしたことを実感する。

かくいう「私」はと言うと、締め切りで余裕のかけらもない。単行本原稿と月刊誌の連載原稿を抱え、正月もお屠蘇気分にはなれなかった。これからも徹夜で原稿執筆である。しばらく“地獄の日々”が続きそうだ。

原稿執筆は、箱根駅伝の「5区」に似ている。ご存じ、小田原から一気に箱根の山を駆けあがり、芦ノ湖の元箱根まで突っ走る地獄のコースである。

アップダウンの激しいこのコースは数年前の「コース変更」で距離も全コースの中で最長となった。長さも起伏も「最大」になったわけだ。一度離れた選手が後半、追いすがってきたり、ぶっちぎりで独走していた選手が突然失速したり、毎年、このコースは何が起こるかわからない。文字通り、魔のコースである。

何度もペースが乱れたり、悩んだり、アップダウンに悪戦苦闘しながらゴールに辿り着く選手の姿を見ていると、単行本執筆に「瓜二つ」だと、いつも思う。

昨年、今年と柏原竜二選手(東洋大学2年)というスターが現われてこの難コースは攻略され、箱根駅伝史上に燦然と輝く大記録が樹立された。そして、かつて1度も優勝経験のなかった東洋大学が2連覇という偉業を果たしてしまった。

私も、柏原選手とまでは欲張らないが、淡々と、それでいて逞しく、難コースに挑んでいきたい、と思う。私が「挑む」のは600枚という膨大な量の真っ白な原稿用紙である。

カテゴリ: 随感

「鳩山訪朝」だけはご勘弁

2010.01.04

鳩山首相は本日、訪れた三重の伊勢神宮で記者団に「拉致問題」について聞かれ、「機が熟せば、訪朝も考えたい」と述べたそうだ。そして、「だが、まだ、残念ながらそのタイミングではない。与党、政府でも十分な接触が行われているとは思っていない。むしろ、これからやらなきゃならない」とつけ加えたという。

複数の民主党関係者が北朝鮮側と極秘接触していたことがマスコミで報じられており、これに関して質問が飛んだことに答えたわけである。しかし、この鳩山首相の答えに「大丈夫か」と、心配になった向きは少なくないだろう。

この頼りない政治家が功を焦って、訪朝でもしたら、百戦錬磨の金正日総書記にどんな言質を与えるか気が気ではない。

北朝鮮は、先の抗日戦争でゲリラ戦しかおこなっていないのに、日朝交渉では国際法による「交戦国家」としての地位を前提に巨額の賠償を要求してきた歴史がある。

実はこれも、第十八富士山丸事件で拿捕された紅粉勇船長らを救出するために訪朝した自民党の金丸信が、金日成主席に言質を与えたことから北朝鮮側に「誤解を与えた」と言われる。

外貨の不足、経済破綻、食糧危機など、多くの火種を抱える北朝鮮にとって、頼りにするのは昔も今も“ジャパンマネー”なのである。

核問題に代表されるように、自らトラブルを創出してまで北朝鮮が要求しているのは、何兆円もの巨額の援助(特に日本から)にほかならない。崩壊寸前の金王朝を維持するためには、日本から現ナマをせしめることが必須なのである。

歴史観や国家観に乏しい鳩山首相に訪朝されたら、どんな損失を被るかわからない、というのが国民の本音ではないだろうか。功を焦ったら「足元を見られる」のは交渉の常識だ。残念ながら鳩山首相にその力量があるとはとても思えない。

1月18日から始まる通常国会で火だるまになることが確実の鳩山首相。人気挽回の起死回生策として「拉致問題を利用する」のだけはご勘弁いただきたい。

カテゴリ: 国際, 政治, 歴史

「龍馬伝」に思う

2010.01.03

鳴り物入りの大河ドラマ「龍馬伝」を観た。岩崎弥太郎役の香川照之の熱演に圧倒された。坂本龍馬役の福山雅治もぎこちなさがあったが、なかなかいい味を出していた。「容疑者Xの献身」の福山雅治との違いに目を見張った。

制作が、拙著『甲子園への遺言』をドラマ化(土曜ドラマ『フルスイング』)してくれた鈴木圭プロデューサーだっただけに、特に力を入れて観させてもらった。ちょうど、『フルスイング』が来週からBSハイビジョンで6週間にわたって再放送されるのも何かの縁だろう。

『フルスイング』の時も思ったが、鈴木プロデューサーは第1回に“勝負をかける”制作者である。一気にスタートダッシュをかけて、その勢いで突っ走るのだ。

私は、大河ドラマで育った世代だ。子供の頃からNHKの大河ドラマで歴史を立体的に捉えさせてもらって育ってきた。大河ドラマ史上、「名作を3作挙げよ」と言われたら、私は、「太閤記」(昭和40年)、「竜馬がゆく」(昭和43年)、「天と地と」(昭和44年)という昭和40年代の3作品を迷わず挙げさせてもらう。

のちに話題作はいろいろあったが、大河ドラマが国民的人気を獲得した昭和40年代初期の作品が、やはり他の時代を圧していると思う。

しかし、今日の「龍馬伝」第1回はそれに匹敵する、いやそれ以上の作品になる可能性を感じさせるものだった。まるで映画のような迫力を感じさせる滑り出しである。「高知」の坂本龍馬と「安芸」の岩崎弥太郎が「近所」の幼なじみのような描き方をされていたのには驚いたが、それもご愛嬌だろう。

ここのところ民放を尻目にNHKのがんばりが目につくが、このドラマを機に、一気にその差が広がるかもしれない。これから「龍馬伝」がどんな展開を見せていくか、大いに楽しみである。

カテゴリ: テレビ, 随感

もはや“常識”は通用しない

2010.01.02

正月2日は、箱根駅伝とラグビーの日である。東京では、これが同時に楽しめる。箱根駅伝では昨年、スーパー1年生として箱根の山登りで驚異的な記録を樹立した東洋大学の柏原竜二選手が、今年も快走した。

昨年の記録を10秒縮める走りで先行する6人を一気に抜き去り、東洋大学に逆転の往路優勝をもたらしたのだ。同じ距離を走った区間2位の選手に4分以上の大差をつける圧倒的な走りだった。これほど“山登り”に強い選手は2度と出て来ないのではないか、と思うほどの実力だ。

優勝候補に数えられていた早稲田大学は4区、5区が伸びず、7位に沈んだ。実力ランナーを揃えても、いざ本番で力を発揮できるかどうかは精神力をはじめ、違う要素が顔を出してくる。すべてを克服できたチームだけが「最後に笑う」ことができる。勝負とは過酷なものだとつくづく思う。

かつては箱根駅伝で上位に食い込むことなど想像もできなかった東洋大学が優勝する時代である。これまでの伝統に胡坐をかくチームが勝利を手にすることはとてもできなくなった。

今日、私は国立競技場に大学ラグビー選手権準決勝(慶應大学vs東海大学、明治大学vs帝京大学)を観にいったが、この2試合を観ても、そのことを感じた。

対抗戦グループの伝統校、慶應大学と明治大学は、それぞれ東海大学と帝京大学に敗れ、決勝進出はならなかった。

名前だけを聞けば、ラグビーのオールドファンなら「まさか」という結果だろう。だが、グランドで観ていると、かつての伝統校が「歯が立たない」ぐらいの実力差が生じていたのは事実である。

“新興勢力”は伝統校の壁を打ち破るために、よりひたむきな精進を要求される。そもそも伝統校の方に優秀な人材が流れるから、伝統校の壁を破るには彼らの何倍も努力をしなければならないのだ。

今日、国立競技場で伝統校に挑戦した2校には、そのひたむきさがあった。これはラグビーに限ったことではない。いま日本はさまざまな分野で“変革の時代”を迎えている。

一例を挙げるならば、「官僚統制国家・ニッポン」も否応なく変革を迫られている。自分たちの利益だけを追求して世界に類を見ない天下り天国をつくりあげた日本の官僚たちも、これまでのような好き勝手放題の時代ではなくなりつつあることを感じているだろう。

これまで日本で“常識”とされていたことが段々、そうではなくなってきたのである。東海大学と帝京大学が大学ラグビー日本一をかけて戦うこと自体がその“変革の時代”を象徴するものでもある。

私自身も、常識にとらわれず、新たな視点でいい作品を書いていきたいと思わされた1日だった。

カテゴリ: スポーツ, 随感

政界から目を離せない1年

2010.01.01

明けましておめでとうございます。千里を駆ける「寅年」が始まりました。いろいろなことが起きそうな年です。今年も何かが起こるたびに、気が向くままにその時の感想や情報を書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

さて、元旦各紙の一面が出そろいました。昔は恒例だった元旦スクープが、年々、各紙とも心細くなる一方でしたが、今年はどうだったでしょうか。

ずばり、大晦日の夜、時事通信が各紙の元旦スクープに先がけて<小沢氏の事情聴取検討 元秘書「自宅に現金4億円」東京地検「貸付金」原資解明へ>という記事を配信したことにより、元旦の各紙記事は激震しました。

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる問題で、同会事務担当だった小沢氏の元私設秘書が東京地検特捜部の事情聴取に、「2007年春ごろ、4億円の現金を小沢氏の自宅に運んだ」と供述していることを報じたものです。

不透明な小沢氏の資金管理団体のカネの流れに東京地検特捜部が注目し、その解明に向けて捜査が進んでいることがいよいよ明らかになったわけです。4億円と言えば、“レンガ”と呼ばれる1千万円の塊が実に40個。普通のカバンなら2つや3つでは足りません。

昨年3月、すでに小沢氏の資金管理団体である陸山会の会計責任者兼公設第一秘書が西松建設の政治資金規正法違反事件で逮捕されています。それ以降も特捜部の捜査は続いているのです。

この捜査のキーワードは、ずばり小沢氏の「資産構築」であり、「政治献金」であり、「政党解党の折の党資金の行方」であり、「脱税」です。

果して、政界最大の実力政治家を特捜部が追い詰めることができるかどうか。小沢氏は権力の座から転げ落ちることは「逮捕を意味する」とばかり、ますます権力への異常なまでの執着を見せています。つまり、両者の駆け引きは、すでに佳境に入っているのです。

2010年の政界は、捜査当局の腹のくくり方次第で、大激震が予想されます。今年の日本は「千里を駆ける」のか、それとも「沈没する」のか、一時も目を離せない年になりそうです。

カテゴリ: 事件, 政治